2010年12月31日金曜日

記録。

年も変わるので、ちょうど良いかなと。
過去3年間のライヴ参戦記録など。

それだけw

LIVE参戦歴 in 2008
L'ArcenCiel 1/30 日本ガイシホール
L'ArcenCiel 1/31 日本ガイシホール
L'ArcenCiel 5/31 東京ドーム
L'ArcenCiel 6/01 東京ドーム
L'ArcenCiel 6/08 京セラドーム
SUMMER SONIC 08 OSAKA  8/10 舞洲サマーソニック大阪特設会場
VAMPS 9/15 Zepp NAGOYA
VAMPS 9/17 Zepp NAGOYA
VAMPS 9/20 Zepp NAGOYA
VAMPS9/24 Zepp NAGOYA
MONORAL  10/11 OSAKA MUSE
◆音楽と人presents MUSIC&PEOPLE  11/03 横浜BLITZ
Anis 11/17-18 渋谷PLUG
BOUNTY  12/05 NAGOYA ell.SIZE
JACK IN THE BOX 2008  12/27 日本武道館
Anis The BoneKite 2008  12/29 表参道FAB

LIVE参戦歴 in 2009
Anis 2/10 渋谷PLUG

Anis 2/10-11 渋谷PLUG 
Anis 2/20 心斎橋SOMA
MONORAL 2/27 赤坂BLITZ
MONORAL 3/06 神戸VARIT
MONORAL 3/07 NAGOYA ell.FITS ALL
BELT 4/05 表参道FAB
lego big morl 5/22 NAGOYA ell.FITS ALL
LACHIC presents SAKAE SP-RING 2009 5/31 栄周辺
Anis 7/19 渋谷PLUG
Anis 7/19-20 渋谷PLUG
◆レ・フレール&池宮正信7/28 愛知県芸術劇場コンサートホール
THROUGH the TREASURE imagination from nothing 2nd day 8/07 ZEPP NAGOYA
VAMPS 8/29 日本ガイシホール
VAMPS 8/30 日本ガイシホール
UA 9/10 名古屋CLUB QUATTRO
The Cribs 10/22 名古屋CLUB QUATTRO
MONORAL 10/31 渋谷O-EAST
Franz Ferdinand 11/11 ZEPP NAGOYA
◆椿屋四重奏 11/14 Electric Lady Land
MONORAL 12/12 神戸VARIT
MONORAL 12/19 NAGOYA ell.FITS ALL

LIVE参戦歴in 2010 
◆JET 01/07 Club Diamond Hall 
◆MUSE 01/11
愛知県体育館 
◆Mew 02/22
名古屋CLUB QUATTRO 
でらロックフェスティバル 03/06 Club Diamond Hall 
◆Placebo 03/09
名古屋CLUB QUATTRO 
◆Bob Dylan 03/18 Zepp NAGOYA 
◆BELT 04/04
表参道FAB 
◆VAMPS 06/26
高知BAY5 SQUARE 
◆LOVE PSYCHEDELICO 07/03 Club Diamond Hall 
◆BELT 07/17-18
心斎橋SOMA 
◆SUMMER SONIC 08/07-08
幕張メッセ・千葉マリンスタジアム 
◆VAMPS 08/12 Zepp NAGOYA 
◆TREASURE05X 08/28
ラグーナビーチ 
◆MONORAL 09/04 Electric Lady Land 
◆MONORAL 09/18
京都MUSE 
◆Rufus Wainwright 10/06
名古屋CLUB QUATTRO 

◆acid android 10/24 Club Diamond Hall 
◆Cocco 11/06 Zepp NAGOYA 
◆Jonsi 12/02 Club Diamond Hall


【LIVE参戦 in 2011】 

◆Klaxons 1/13 名古屋 Club Quattro 
◆FOALS 2/18 名古屋 Club Quattro 
◆MGMT 2/22 Zepp Nagoya 
◆Violens 4/18 KD Japon→延期 
◆Maroon5 5/13 センチュリーホール 
◆The Drums 5/20 名古屋Club Quattro 
◆Maia Hirasawa 5/24 名古屋Club Quattro 
◆L'Arc-en-Ciel 5/28 味の素スタジアム 
◆L'Arc-en-Ciel 5/29 味の素スタジアム 
◆BELT 7/16-17 心斎橋SOMA 
◆Beady Eye 9/6 Zepp Nagoya 
◆Linkin Park 9/14 日本ガイシホール 
◆Anis 9/23(深夜) 渋谷Plug 
◆Cocco 10/3 Zepp Nagoya 
◆Digitalism 10/6 名古屋Club Quattro 
◆L'Arc-en-Ciel 11/2 日本ガイシホール 
◆L'Arc-en-Ciel 11/3 日本ガイシホール 
◆Anis 11/26 心斎橋SOMA 
◆山崎まさよし 12/7 Zepp Nagoya 
◆Anis 12/24 心斎橋SOMA 
◆Anis 12/24(深夜) 心斎橋SOMA  

【LIVE参戦 in 2012】 

◆Clap Your Hands Say Yeah 1/8 名古屋Club Quattro 
◆KASABIAN 1/13 Zepp Nagoya 
◆Evanescence 2/10 Zepp Nagoya 
◆L'Arc-en-Ciel 2/23 横浜アリーナ 
◆L'Arc-en-Ciel 3/17 TWTC Nangang Exhibition Hall 
◆SOPHIA 4/22 Zepp Nagoya 
◆Morrissey 5/2 Zepp Nagoya 
◆L'Arc-en-Ciel 5/12 日産スタジアム 
◆L'Arc-en-Ciel 5/13 日産スタジアム 
◆Noel Gallagher 5/24 愛知県芸術劇場大ホール 
◆L'Arc-en-Ciel 5/26 国立競技場 
◆L'Arc-en-Ciel 5/27 国立競技場 
◆L'Arc-en-Ciel 5/31 Waikiki Shell 
◆L'Arc-en-Ciel 6/1 Waikiki Shell 
◆FujiRockFestival2012 7/27-29 苗場スキー場 
◆Anis 8/11-12 心斎橋Soma 
◆acid android 8/16-17 CLUB CITTA' 
◆BeastOnTheBeach 8/19 Laguna Beach 
◆VAMPS 9/1 Zepp Nagoya 
◆VAMPS 9/2 Zepp Nagoya 
◆Young@Heart 9/7 名古屋市公会堂 
◆Anis 9/8 渋谷PLUG 
◆HER HOUSE 9/8 渋谷PLUG 
◆Buck-Tick Fest 2012 On Parade 9/22 千葉ポートパーク 
◆MANNISH BOYS 10/18 Zepp Nagoya 
◆スガシカオ 10/31 Zepp Nagoya 
◆acid android 11/3 Electric Lady Land 
◆the day × geek sleep sheep 11/5 梅田Club Quattro 
◆acid android 11/23 赤坂Blitz 
◆Special Others 12/7 Zepp Nagoya 
◆BOOM BOOM SATELLITES 12/11 名古屋Club Quattro 
◆Anis 12/22 渋谷PLUG 
◆Belt 12/22 渋谷PLUG 
◆December's Children 12/27 日本武道館

 
 来年も素敵な音に巡り合えますように(*´pq`)

2010年12月19日日曜日

ご自由にどうぞ。

ちょっと遅めのお祝い。

先日、彼に誕生日プレゼントを頂きました。
これで正真正銘26歳。
自分の中で存在の大きな人に祝われると、それだけ実感も大きい。

ところで、このうさぎさん。
花器なんですね。耳のところに花を活けられるの。

うさぎさんの耳は自由自在。
活けるもので、花器自体の表情が変わる。

そんなわけで、今素敵なお花を探しています。(写真はとりあえず薔薇の造花を挿してみただけ。)


「自由」という言葉の重み。

今まで、幾度もその言葉を選ぶことの責任から逃れてきたように思う。

母が遠すぎると言うので、近くの高校を選んだ。
本当は奇跡的に合格していた私立高校に通ってみたい気もしていた。

両親が田舎過ぎるし雪国は心配だと言うので、ほぼ合格間違いない国立大学の2次を受けずに地元の私学に進学した。
医学部との連携が密で、かつ24時間使える図書館があることで有名な富山の大学に、本当は強く惹かれていた。

現在も数年前から頭の中に在る、一人暮らしに未だ踏み切れずにいる。
(これに関しては、両親の体調のことなども考慮しているので、なんとも言えない部分もあるのだが…)

一方で自分で選択してきたものも中にはある。
院に行くのを止めて就職したり、ライヴがてらあちこちを一人で歩いてみたり。
社会人サークルに顔を出してみたり、薬学系の勉強会に参加してみたり。

そういった行動は、自分の中で何かが足らない、変えたい、と強く感じた時に出てくる。
彼と一度離れていた時に、あまりにも心が荒んでいる自分を変えたくて参加したサークルやライヴは分かり易すぎて笑えてくるw

そんなくだらない事でも、小さな事でも、自分で決断する時には、誰かの意見に流される時よりも遥かに大きな葛藤があって、それが糧となっていく。
確実に何かを得られる。

そうと解っていながらも、踏み切れずに悩み続けるもの達があるのは、私が未熟で甘いからだろう。


うさぎの耳、納得の出来る形を創り上げたい。

2010年12月9日木曜日

記憶する。そして生きる。

またこんな内容で申し訳ないのだけど。。。
でもやっぱり書き留めておきたい。


12月6日、大事な命がまた消えた。


4月1日に脳出血で倒れた本社の人だ。
8ヶ月の間、一度たりとも意識が戻ることは無かった。
そして遂にその望みを持つことすら絶たれた。

享年36歳。
いくらなんでも若すぎるだろう。
ちっちゃなお子さんもいるのに。

誰よりも元気で賑やかで、
新年会やら新歓やらゴルフコンペやら…何かとイベントを企画してきた。

ヘルプで店舗に入っても、非常勤とは思えないほどスッと馴染んで、あっという間に患者さんたちとワイワイ騒いでいた。

大学生相手の企業説明会の後の打ち上げでは一緒に焼酎を飲み倒した。
彼はそんなに得意でもない焼酎を、私が飲めると言ったら面白がって一緒に飲んでくれた。
普段大酒を食らうのは好まない私だけれど、あの時は楽しかった~って思った。
入社1年目の私の緊張を完全に解してくれていた。

そんな思い出が蘇る。
ついこないだまで、あんなに豪快に笑っていたじゃない…って。

会社の人間で彼を知らない人なんていない。
きっと、皆がそんな思いを巡らせているだろう。


何故彼が死ななければいけなかったのか。

何故彼が死ななければならなくて、
何故私は生かされているのだろうか。

彼のような明るくて、賑やかで、時にちょっと騒がしすぎたけどw
でも皆に好かれていた人がどうして…
私なんかより、ずっと素敵な人間だったじゃない。

そんな思いさえ溢れてくる。


でも今この瞬間も私は生きていて、彼という人間を記憶している。

そうやってしっかりと記憶を抱えて生きなければ。
素敵な人がいたよ、ってきちんと覚えておかなければ。

会社の他の人達もそう思っていたら素敵だな。


そして私は少しずつでも自分を好きになろう。
好きになる努力をしよう。
自分を磨いて、
自分を好きになれるような、
そんな自分になろう。


そういえば、あいちトリエンナーレの床一面に敷かれたダンボールに自分の夢を落書きする企画で、
「自分自身を好きになって、人生をとことん楽しむ」
って書いてきた。

26歳の目標だな。

2010年12月1日水曜日

人は強いものよ。そして儚いもの。

初めて、目の前(といっても数十メートルは離れていたけど。)で人間が意識を失って倒れ、そのまま回復しないという状況に出くわした。


先月の23日に行われた名古屋シティマラソンのボランティアをしていた時の事だ。


4km部門のランナーだった。

私は10km部門のゴール近くにスタンバイしていて、それは彼が倒れた競技場入り口にかなり近い場所だった。
10kmフィニッシュ後のランナーに関しての誘導や介抱を担当していた私は、本当は入り口付近を見ている必要は無かった。
だけど、何故か見ていたのだ、あの瞬間。

ハッキリ思い出すことが出来る。

普通に走っていたランナーが、ふにゃっと歪んで膝が崩れ、そのまま地面に叩きつけられた。
ドスンと音がした。
直後、入り口付近の人々の悲鳴。

その後の救護団や救急隊員の様子、救急車で運び出されて行く様子…
自分の持ち場での仕事をしながら、気になってチラチラ見ていた。



そのランナーが心臓麻痺で亡くなっていた事実を、
一昨日知った。


なんて儚いのだろう。

誰もがあの日、あの瞬間が、彼の最期になるなんて思っていなかったはずだ。
もちろん彼自身も。

どんな気持ちだろうか。

あの場所に駆け付けた奥さん。

彼の家族、親族。
彼の友人達。
その他彼を知る人達。

そして命を奪われた彼自身。

想像すると、訳の分からないごちゃっとした感情が溢れ返ってきて、涙に変わる。
居た堪れない。


こういうニュースが流れると必ず、「ブームに乗って安易に出場しすぎで事故が多発している」とか「正しいトレーニング方法を身につけなければ」とか、そんな類の話が出てくる。
けれど、私がいつも真っ先に感じるのは命の儚さだ。
命がなくなってしまえば、後から何を言っても、何も出来ない。何も。何一つ。


少し話は違うが、普段よく、ご高齢の患者さんに「私はあと死ぬだけだもの。先は短いのよ。」と言われる。
そんな時私は大抵、「それならば今を楽しまないと!」と返す。

生があれば、何だって出来る。なければ、何も出来ない。
そういうことなのだ。
自分の生を、有難く、大切に、思う瞬間だ。



ちなみに。
ランナーに駆け寄った救護団は呼吸と脈を確認した後、AEDを使おうとした。けれど作動しなかった。
AEDは心臓のリズムが安定している人には作動しないようにできている。
むやみに作動してしまうと、心房細動・心室細動といった不整脈を起こし、逆に命取りになる恐れがあるからだ。
つまり、その時点では彼の心臓は安定していたということになる。
救急隊員が行った心臓マッサージもリズムを確認しながら、といった感じに見えた。
病院に運ばれた後、彼に何があったのか私は全く知らない。
だけど、運ばれる前の様子がその様であっただけに、ことさら残念だ。

2010年11月24日水曜日

また1年。

11月21日。


今年もこの日が去っていった。




26歳。






少しだけ大人になれたかな。


数字だけじゃなくて。
去年までよりも、きちんと秋を楽しめている。


紅葉が綺麗だなとか。
空気が澄んできたなとか。
空が淡い色になってきたなとか。


きちんと感じられている。




ゆっくり流れる時を感じる心が戻ってきた。


去年までの秋は、時間に余裕があると余計なことを考えすぎてしまって。
やみくもに予定を入れていた。
それでは過去を振り返る事は無くても、結局心はぎすぎすしたままで。


彼女の誕生日を忘れるためには自分の誕生日を忘れなくてはならなくて。
そんな事、できるはずもなくて。
だから誕生日なんて消えてしまえば良いと思ってた。




今年もやっぱり体調は良くない時も多かったけど。
ちゃんと自分おめでとう、って思えた。
大好きな人からおめでとうって言ってもらえて本当に幸せだと思えた。




確実に変化は起きていて。
それがまた幸せだと思える。


そう、幸せ。



26歳になって最初の日に見た空、綺麗だったな。

2010年11月16日火曜日

笑われちゃったw

予想できていた事だけど、やはり現実になると苦しい。。。

何かって、新人事務が1ヶ月間、研修に来ている真っ只中である事。
彼女はすごく真っ直ぐで、一生懸命で、前職が百貨店勤務なだけあって言葉遣いとかは寧ろ見習わせていただきたいくらい。
ただ、医療事務としての知識はゼロ。

私の職場の薬剤師は皆、ある程度医療事務に関する知識もある。
事務が休みを取っていれば全て薬剤師のみでこなすことができる。

けれど医療事務の研修なのだから、基本医療事務が教えることになる。

これが問題でw

入社した頃から感じていた事だけど、うちの医療事務は人材育成には全く不向きである。
べつに彼女が悪い人というわけではなくね。

私の職場はグループ会社内では断トツの処方箋枚数を誇り、処方内容も多岐に渡る。
扱っている保険も普通の保険以外に、特定疾患、自立支援、被爆者、公害…なんでもアリ。
おまけに今話題の禁煙補助の指定もあるし、自費扱いの医薬品も多く扱う。

人事がうちに研修依頼をしてくるのも理解できる。

でもさ、教える人ってとっても重要でしょう。
よく“中学の先生が嫌いだったから、あの教科は嫌い!”っていう子がいるみたいにさ。


昨日、医療事務と医療事務研修生が共に半休(2人の勤務日程は合わせてある。)だったので、業務終了後に薬剤師4人(もう1人いるけど休み。)でこっそり緊急会議を開いた。

・このままいったら研修生は残り3週間持たないのではないか。
・あまりに理不尽に怒られすぎているし、説明のしかたも良くない。
・研修生は意見出来ないタイプ。例え理不尽だと感じたとしても言えないし、押し潰されていくだろう。
という意見で一致w

とりあえず、完全に一致させてある事務2人の勤務日程を時々ずらして様子を見ることになった。
そうすれば、教える側も教えられる側も気の休まる時間が少なからず持てるのでは、と。

これで少しでも空気が和らいでくれたら嬉しい。


そういえば、緊急会議の後に仲良しの先輩に“バッサリ言ったね~~!”と大爆笑された。
そんなにハッキリ言ったかな?と思うけどw私の発言を機に一気に話が進んだのは間違いないかも。

仕事中、患者さんとの会話では慎重に慎重を重ねて言葉を選んでいる。
常にとてもデリケートなやり取りが続く。
たった5分の会話だったとしても(もっと長い人の方が多いけど。)、頭の疲労度は何十分分だろうか。

だからこそ、内輪の話とか、さっさと決められることはさっさと決めてしまいたい。
その気持ちが出たのかなw
最近、店長がわりと頻繁に“どう思う?”とか聞いてくる理由が少し分かったかもw

そんな自分を活かしつつ、患者さんとのやり取りでは更に気を配らなきゃな、と思った。

2010年11月11日木曜日

LIVE.

本当はblogなど更新している場合ではない。

絵の構想を練らなければならん。
明日カタチにするために。

でもさ、そういうのって無理やり考えるべきものじゃないと思うわけですよ。
気持ちが入らないと、良いアイディアなんて浮かばないわけですよ。


…そんなわけで堂々とblog更新w


11月6日にCoccoのライヴに行ってきた。
つい最近まで彼女が名古屋でライヴをやることすら知らなかったのだけど、友人から行けなくなってチケの譲渡先を探してるんだけど心当たりは無いか?という内容のメールが送られてきたので、じゃあ私が行くし!!…となったわけである。

そう言うと大して興味は無いように感じられるかもしれないが、私はかなり昔からのCoccoファンである。
…ファンというのもちょっと違う気もするが。

私は中学時代に生きている意味が分からなくなったことがある。
楽しいことなんて何一つ無いと思っていた時代が。
私の今までの人生の中で、一番もがき苦しんでいて、あげく、何もかもどうでもよくなってしまった時代。
実際、私は中学時代のことを殆ど思い出せない。
おぞましい記憶だと思っているうちに、自ら思い出せなくしてしまったらしい。

そんな時代に毎日のように聴いていたのがCoccoとL'Arcだった。
どちらも陰鬱で希望なんてどこにも見えないような歌詞と曲調が特徴的なアーティストである。
(後にどちらのアーティストも少なからず趣きが変わったと思うが。)
にも関わらず世の中に広く認められているという事実が、私みたいな人でも生きてて良いんだよって言ってくれている気がして、支えになっていた。

大げさに言えば命の恩人みたいな感じ。もしかしたら生きていなかったかもしれないから。

そんな彼女のワンマンライヴに初めて行った。


…もう本当にすごいインパクトだった。

“生きてる。”って感じ。

彼女の異常に痩せこけた身体が、バンドの音を捉えようと幻想的なライティングの中を彷徨い、波打ち、そして音と一体化して信じられないほど力強い歌声を張り上げる。

荒れ狂う息づかいも、何かを訴えかけるかのように細かく動き続ける指先も、踊るようにリズムを取るつま先も、全てが全力で“生”を表していて、目を逸らすことができなかった。

そして思った。
貴方の音に出会えて、貴方の音に救われて、貴方の音を生で聴けて、本当に良かった、と。
これからも生きていこう、と。

2010年11月5日金曜日

語り合い。

先日、高校時代からの友人とお茶をした。
大学時代はそう頻繁に連絡も取っていなかったし、ほぼ会うことはなかったのだけど。
社会人になってからお互いがバンド好きだったり、
カフェでまったりするのが好きだったり、
ふらっと旅行することが好きだったり…
そんな共通点を思い出し、よく会うようになった。
なにより二人とも結構な期間彼氏もいなく、暇だったのが大きいw

そんな二人だが今は共に大好きな人がいる。
話の中心は今やバンドやライヴより彼氏のことである。
…変わったもんだなぁw

彼女は社内恋愛真っ只中である。
お互いの仕事内容や社内での人間関係などをよく知っているので、二人でいる時もそういう話が多いらしい。

で、ちょっと前に言い合いをしたらしいw

元ネタは友人の部署にいる仕事のできる先輩。
彼は確かに頭は良いし、できる人間の部類。
が、周りの人間からはどうも好かれていない。
原因は、友人が言うには、彼の仕事に対する、あるいは周りに対する態度。
自分が頭が良いことを分かっていて、“こんな仕事なんかとりあえずやりゃあ良いんだろ。こんな頭の悪いやつらなんか相手にしてられるか。”といった空気を醸し出しているそうだ。

彼女としては、
どんな仕事でももう少し誠意をもってやれないものなのか。
確かに貴方に比べればバカばっかりかもしれないがもう少し協調性がもてないものなのか。
なんにせよ、今置かれている環境を、仕事を、もう少し好きになる努力ができないものなのか。
その上で出てくる不満は向上心の現われであり、上を目指すことは悪いことではない。
だけど、今のままではただ単に毛嫌いしているだけだ。
と感じているらしい。

しかしそれを聞いた友人の彼氏は、
彼は元々頭が切れる人間で学歴も高いし、確かに今の職場には勿体ない人材だ。
彼がハナから仕事に不満を感じ、やる気をなくすのは仕方ない。
もっと彼の気持ちも分かってやれ。
と彼女に言ったらしい。

結局、ヒートアップするばかりで平行線を辿り、彼女はどうしても伝え切れなかった感じがするそうだ。

その話から、私達は仕事とは、誠意とは、学歴とは…なんて話を延々とした。

私はお世辞にも学歴が高いとは言えない。
だから、学歴どうのと言われると、バカバカしい…と思う癖がある。
そして資格社会で生きていてその中で生きる人間達を目にしているため、資格さえ持っていれば何でも良いのか?と常々感じている。


一方で。
学歴が高いのも、資格を持っているのも、少なからず努力した結果である。
常識的な人間が多いのも否定はできない。

………。

結局は、一人の人間を量るのにそんな単純なものでは決めきれないということか。
けれど、どこかに落としどころをつくらなければならない場合、学歴や資格が一番分かりやすいということか。

…やっぱりバカバカしい、と思ってしまう自分がいる。

それは別として、やはり今いる環境を好きになる努力をすることは必要なことだと思う。
自分の気持ちをプラス方向に動かすことで見えてくるものって沢山あると思う。
なんだって気に食わないことは悪目立ちしやすい。
それに対して完全に目を瞑るのは問題だと思うが、例えば、それを改善してやるくらいの気持ちを持ってみたらどうか。

誠意とはそういうところから生まれてくるものだと思う。
今一度、自分自身の態度を見直してみることにしよう。

2010年10月28日木曜日

slowly...but steadily.

久しぶりのblog更新。

どうしても秋は体調が悪くなる。
原因はハッキリしているのだが、毎年その原因に勝てずにいる。

私は月に一度くらいのペースで友人達数名のカウンセラーのようなことをしている。
それぞれにつながりはなく、それぞれが私に薬のことで頼ってきたのが始まりである。

私はカウンセリングの専門家ではないし、どこまで彼女達の気持ちを汲み取れているのか定かではない。
それでも、彼女達が頼ってくれて、笑顔になってくれて、その後のことを報告してくれたりする限り、続けてあげたいなと思う。

だけど、この季節は私自身にその余裕が無い。
常に心の中にもやもやが居座っている。
時に暴動を起こす。

とても人にアドバイスを出来るような精神状態にない。
なので彼女達にも少しだけ事情を話して、遠慮してもらっている。申し訳ないなと思う。

そして出来る限り穏やかでいられるように、部屋を綺麗にして、お気に入りの音楽を流し、趣味に没頭する。
そうすることで、ある程度はリラックスでき、なおかつ余計なことを考えずに済む。

ここ数日は優しげな音楽をBGMに、ひたすら編み物をしている。
今日もCat Stevensを聴きながら編む、編む、編む。




一気に前身頃の左半分を編み上げた。
出来上がっているのは、まだ後身頃とこの前身頃半分だけ。まだまだ先は長い。
けれど、少しずつ、でも着実に、カタチになっていくのが楽しい。


4年前、それまでに少しずつ積み上げてきたつもりでいた私という人間を、見事に破壊された。
いや、自分で破壊してしまったのだ。
耐え切れなかった自分に責任があるし、その引き金が引かれてしまったのには私にも原因があったはずだ。

その後、私はまた自分を少しずつでも創り上げられているだろうか。
今度は編み物のように少しずつ少しずつで構わないから、失敗することなくきちんと積み上げていきたい。

音楽が流れていなくても、毛糸と編み棒がなくても、リラックスできて身体が幸福感で包まれる…
そんな相手がいることを、本当に感謝しているし奇跡のように思っている。

私はどれだけその感謝を伝えられているんだろうか。

私はどれだけ彼に幸せを感じさせてあげられているんだろうか。


4年が経っても未だ乗り越えられないものがあるような軟弱者だけど、ちゃんとちゃんと伝えたい。

そしてその姿勢が自分を成長させることにつながったら、素敵だと思う。

2010年10月13日水曜日

羽。翼。…持てるはず。

今の家に引っ越して9年弱、それまで長い間マンション住まいだった私が一度やってみたかったことを、やっと今日やってみた。

とっても簡単なこと。






“屋根に登る”






そんなこと?って声が聞えてきそう。
…そんなことですw


17年間8階に住んでいたので、高さとかそういうのは関係ない。
“屋根の上”っていうのに憧れがww



いつも過ごしている部屋。
…狭い世界だなぁ。


強い光に誘われる。


少し高いだけだけど、気持ち良い。
いいな、屋根の上。
飛べそうな気がする。。。


世界は広い。ずっとずっとずっと広い。


知らない世界が沢山ある。
むしろ知らない世界ばかり。

しょんぼりしている暇なんて無い。

ぐらぐら揺れ動く心を止められない日もある。

でも、せっかく生きているんだもの。

大好きな人もいる。大好きなものもある。

支えてくれる人もいる。


人生楽しまなくちゃ。
綺麗な世界を観よう。
綺麗な世界に飛び込もう。

2010年10月9日土曜日

10月16日。

ようやく、異動が決まった。私じゃないけど。

一言で言えば、彼は空気が読めないと言われる人の典型。
なぜ、どうして、あなたはそこに居るのですか?と聞きたくなる瞬間がしょっちゅう。
ただ、仕事に関してやる気がないのかというと、そうではない。
空回りな感じ?
そう思うとなんだか可哀想になってくるw

そんなわけで、私は彼がうちの店舗に居ることを快くは思っていないものの、
そこまで彼自身に消えてほしいとかそんな風には思っていない。

しかし、問題はそれだけではない。

そんな彼をいちいち気にかける人間もいる。
思ったままにその場で怒鳴る。感情のままに。
自分の頭の中でも整理できてない状態で。
そして、いつまで経っても、あーだこーだ他のスタッフに愚痴る。
特に店長は毎回毎回、報告という名の愚痴をとうとうと語られるので嫌気が差しているのが見て取れる。

その人は私が就職した時既に職場にいた人間だけれど、
実は3年半が経った今でも私は彼女の性格をどうしても受け入れられない時がある。

彼女もまた空気が読めない人間かもしれない。
今何が最優先されるべきなのか、を上手く把握できないタイプ。
そして、キツイ言い方かもしれないが、会話のレベルが低い。
彼女が会話に入ってくることで、その会話が断裂することも少なくない。
とりあえず29歳にもなって、職場の人間と話すのに、自分の両親を“お母さん”“お父さん”と言うのはどうかと思うw

私はもしかしたら、彼女の方をより居なくなってしまえば良いのに、などと思っているかもしれない。
…まぁでも彼女を動かすのはそうとう難しいのでw
彼が異動することで彼女が機嫌を損ねることが激減する、というのが現時点での最良の形なのだ。
私にとっては。

彼がうちの職場に来てからの半年間、本当にいろんなことがあった。

彼自身のせいで、また、2次的なことで、
各スタッフに今まで以上の疲れが滲む。
自然とミスが増える。

ミスをしても、平謝りしたらなんとかなる、という仕事ではない。
命を奪うことにだってなりかねない。

だから、薬局内の人間関係って物凄く大切だ。


ひたすら愚痴のようなことを書いたが、
私は仕事が好きだし、今の職場が好きだ。

少しでも平穏な調剤室が戻ってくることを願っている。

2010年10月1日金曜日

お別れのとき。

Radio-iが昨日2010.09.30の24:00、10年間の歴史に幕を下ろした。


…かなり寂しい。

もともと、このラジオ局を我が家で聴き出したのは父である。
独学で英語を勉強している彼は、ニュースを日本語だけでなく英語や韓国語などでもアナウンスするこのラジオ局を甚く気に入っていた。
10年前放送開始当初、私たちが住んでいたマンションではなかなか電波が拾いにくく、そういった方面に詳しい父が放送を聴く為にあーだこーだ試行錯誤していたのをよく覚えている。

父は音楽に関しては全くと言って良いほど興味が無いw
しかし私にはRadio-iから流れてくる音楽が心地良かった。
特に大学生になってやたら忙しくなってからは、平日の夜、毎日流れてくるJazzを聴きながらウトウト寝てしまうのが至福の時となっていた。
私がJazz好きだけれどあまりジャズアーティストを知らないのは、この習慣からである。
勝手にRadio-iが心地良い音を、空間を提供してくれていた。

今年に入ってからは、私の好きなアーティストが週に一度だけiJを務め出し、結局その番組を聴けたのは数回だけだったけれど、自分のお気に入り同士のコラボは嬉しかった。

昨夜はなんとしても最後の放送を聴かなければと思った。

木曜の仕事は伸びることは滅多に無い。
よしっ!………と思いきや、棚卸。。。

結局木曜にしてはかなり遅くに帰宅。
即行で晩ご飯食べて、お風呂入って…
ラジオを点けたのは22:50頃。
なんとか23:00からのGrand Finaleには滑り込みセーフ。
PCでの生放送配信もセット。

最後の一時間は現在のiJのみならず、Radio-iから旅立っていった懐かしい人たちまで登場。
濃い一時間だった。

あちこちのFM局を渡り歩いてきた
佐野瑛厘とChris Glennが、
「いろんな所に行ったけれど、ここほど居心地の良い場所は無い。」
と二人で語り合っていた姿がとても印象的だった。

最後の最後にプロデューサーやら何やら出てきて…ついに24:00。


無音。



果てしなく続く無音。



大切なものが消えた。
一瞬で。





職場の調剤室では店長の好みで常にZIP-fmが流れている。
私もZIP-fmも嫌いじゃない。

こちらは一転して17周年のお祭りモード。

…そのギャップにさらに胸が痛む。


消えていくもの。

生き残っていくもの。



まだ私の中では上手く整理できていない。

ラストの曲は、
Thank You for the Music / ABBA

ありがとう。
さようなら。

2010年9月29日水曜日

Sky Planter

なるものが某番組で取り上げられているのを見た。
(夕方の番組で調度仕事暇だったんですw)

簡単に言えば、植物を天井から逆さ吊りにして育てるというもの。

調べてみると、ニュージーランドのデザイナーPatrick Morrisが大学在学中に考案したもので、色々な賞を受賞しているよう。
番組では、“斬新なアイデア”“森にいるようなリフレッシュ効果がある”“天井を有効活用”などと紹介されていた。
逆さにしても大丈夫なように開発されたプランターの仕組みも紹介。
購入者がその魅力を笑顔で伝えているようなシーンもあった。

しかし、私はそれを見ていて徐々に不快感を覚えた。

植物を逆さ吊りにして育てる?
意味が分からない。

テレビ画面に映る植物達が拷問を受けているようにしか見えなかった。
天井を有効に使ってスペース確保とか、完全に人間の身勝手だ。

植物は本来、地面(崖とかの場合もあるが)から上に向かって伸びるものだ。
地面から上空の光を目指して生き生きと伸びる姿が美しいのだ。
…と私は思っている。

人間だって普通地面に2本の足を使って立っている。
逆立ちすれば、血が上って苦しくなる。
植物だってそう思うんじゃないか。。。

私は植物ではないから、植物が本当はどう思っているのか分からない。
だから、もしかしたら実は吊るされて喜んでいるかもしれない。

けれど、けれど、どうしても私にはそうは見えないのだ。


毎日を楽しむことに“斬新さ”というものは大切だと思う。
遊び心とか、閃きとか、そういうものも。
自然の原理に逆らうその奇妙さが、気持ち悪くも美しかったり、人々を魅了したりすることもある。


でも斬新だったら何でも良いかというと、やっぱりやってはいけないことも存在すると思う。

少なくとも、植物という人間と同じ“生物”を逆さにする必要はないのでは、と思う。


たった数分のVTRだったけれど、あまりにも気持ち悪くてあまりにも腹立たしかったので吐き出さずにはいられなくなった。
私の考え方が古いのか?
そんなことはないと信じたい。

2010年9月24日金曜日

ヤマダのちクロダ。

私のアドレス帳には“山田”という姓の人が5人いた。
それがここ5ヶ月くらいで2人に減った。

…削除したわけじゃありませんw

3人から結婚のご報告を受けました。

私の周りに結婚する人ってなかなか現れないのに、どうしてこうも山田ばかり……w

そんなことはどうでもいいんだけどw
そのうちの一人、大学時代の友人である旧山田さんの新居に先日お邪魔してきた。
旦那さんの勤務先の関係で、結婚を機に豊橋から大阪に引っ越した彼女。
最初のうちは“こんなところに住めるか!”的な愚痴をよく聞かされていたけれどw結構馴染んでた。
まぁ、それでも好きにはなれない、とは言っていたが。。。

大学時代のことを振り返ると、
彼女と私とは本当に考えていることがそっくりで、周りからも同じ人が2人いるとよく言われていた。
嬉しくもあり、気持ち悪くもありw
そして時々だけれど、ちょっと嫌気もさした。
人って、自分自身の嫌だと思っている性格や癖を他人にされると、すごく目に付きやすく腹立たしく思うものだ。
それでも、自分への反省にも活かせられるのもあるし、基本的には一緒にいて楽な存在であった。

卒業後は豊橋と名古屋という地理的な問題もあって、殆ど会っていなかった。
さらに半年弱、すでに大阪で過ごしている彼女。。。
結婚式やちょっと名古屋に出てきた時に顔は合わせていても、ゆっくり一緒に過ごす事は数年ぶりでとても楽しみだった。

実際会って話してみると、全然変わってない。…安心感。
やっぱり今もものごとの考え方はそっくりw相変わらずだ。
さらに、お宅にお邪魔してみると、使ってる化粧品やらシャンプー・トリートメントやらワックスやら…被る被るww
もうなんだか笑えてきて仕方ないw
大学時代に何度か会ったことのある旦那さんも呆れ顔w

ただ一つ、決定的に違うのは彼女は結婚していて、お腹の中にもう一つの命があるということ。

ところどころで顔を出す、奥様として、母としての発言。
素敵だなと思った。

さらにお腹のエコーの写真を見せてもらった。
約8週の時から約10週の時への変化が凄まじい。
ただの楕円形がしっかり赤ちゃんの形になっている。
確かにその辺りはいろいろと器官形成が活発で、薬服用に関して催奇形性の危険が一番高い、と何度も教え込まれた時期である。
が、やっぱり驚きというか、生命って凄いな、と感じずにはいられなかった。
彼女も、10週の我が子を見て、急に愛おしくなり、母親になるんだと改めて思うようになったそうだ。

そんな彼女を見ていて、純粋に羨ましいと思った。

私は決して10代の頃から結婚とか出産とかに憧れるタイプではなかったけれど、そういう年齢になってきたのだろうか。
結婚して母になっていく人達がとても眩しく見えることが多くなった。
漠然とだけどw

出産予定日は来年4月4日。

性格が私と瓜二つな母を持つ子。
楽しみなような、不安なような…w
いや、やっぱり凄く楽しみだ

2010年9月15日水曜日

足らないと感じる心が足らない。

初対面の人に仕事を聞かれて薬剤師と答えると、だいたい同じ反応が待っている。
・安定職だね。就職困らなくて良いね。
・給料良いんでしょ?
・国家資格!!頭良いねー。
…これが、医療界以外の人から見た薬剤師のイメージなんだろうか。
因みに、研修医である幼馴染も同じようなことを言っている。

確かに就職口には困らない。
製薬メーカー志望以外であれば、就職活動なんてものはほぼ必要ない。
就職して4年目の今も“うちに転職しませんか”DMがしょっちゅう来る。
確かに給料は悪くはない。
…世間一般に思われているほど良くもないが。パートのおばちゃん達が効率良く稼ぎすぎてるせいで、やたら高給のイメージだw
確かに薬剤師は国家資格である。取得のためにかなり勉強もした。今までの人生で、間違いなく大学生活が一番忙しかったし大変だった。
頭の良さなんて関係ないとは思うけれど。

どれも間違ったイメージではない。

でもなんというか、現実的すぎるし、表面的すぎるし……
どうしてそうなってしまうのだろうか。

薬剤師になるには薬学部に入らなければならない。
そのため、薬学部の学生は入学の時点でほぼ全員が薬剤師になる気でいる。(稀に医学部の仮面浪人がいたりするが。)

なので、入学当初の講義やオリエンテーションでは、“なぜ薬剤師になりたいのか”“自分のイメージする理想の薬剤師像”などについてのディスカッションがかなり多く設定されていた。

中には、バッサリ安定職だから。国家資格が取れるから。と言い切る人もいたw
けれど多くの人は少なからず夢のある発言をした。
そして圧倒的に薬剤師を身近に感じている人が多かった。
実際、仕事をしていると、難治性疾病の青年から“薬学部に入ったんです!!”なんてキラキラの目をして語られることも多い。
そして私も幼い頃から薬剤師を身近に感じていた1人である。

それがだ。就職すると状況は一変する。
大半の薬剤師が、安定職で、そこそこの給料を貰い、生活に困らない、という現実に満足しているように私は思う。
仕事にかける情熱とか、夢とか、そんなものは欠片も感じられない人が多いのだ。
正直、私もその波に飲み込まれそうになったことが何度もある。


でも、いつもどこかに違和感を感じるのだ。それで良いのかと。

今年5月、スポーツファーマシストの資格取得に必須の講義を受けた。
もちろん、スポーツファーマシストにも、スポーツにも、ドーピングにも、興味があったので受講したわけだけど。
もう一つ。
知りたかったのだ。
日本全国からわざわざ東京まで講義を受けに来る薬剤師はどんな人達なのか。
就職しても夢を失わずに走ってる薬剤師が沢山いるのかどうか。

そこで出会った人達は、皆貪欲だった。好奇心の塊。
嬉しかった。そしてなんだかホッとした。

具体的な夢を持ってる人達もいたし、そこまでは無くても自分を成長させようという意志がしっかり現れている人達がいた。


世間のイメージは、薬剤師本人達が創りあげたものだと思う。
実際にそういう心で働いている薬剤師達は受け手にもそう見えるのだと思う。
そして一度出来上がったイメージってなかなか覆らない。壊れない。

でも。それだけじゃない人達も沢山いるんだよ、って伝えたい。

私も今はまだまだ具体的に夢は?なんて聞かれたら上手く答えられないと思う。
だけど、好奇心と向上心だけは失わないように。前を見ていたい。
そして精一杯相手のことを思って、真心を尽くして、日々業務にあたっていたい。

ちっぽけな一薬剤師の地道な努力が集まって、何かが変わったら素敵だなと思う。



最後に。
スポーツファーマシストの講義会場で、偶然にも同じ会社の後輩と大学の同期2人に会えたことは、涙が出そうになるほど嬉しかった。
自分の今いる環境も捨てたもんじゃないなと。

2010年9月11日土曜日

4/28(にじゅうはちぶんのよん)くらい。

絶賛PMS中です。(多分w)

PMSと一言で書いても、症状は人それぞれ。
無理やりこじつけようとすれば、何だってPMSだって言えるんじゃないかと思うくらい。
…まぁ、一定周期で現れなければ難しいだろうけど。

私の場合はというと。
頭痛・腰痛あたりは痛いな~くらいで済むのだけれど、面倒なのが鬱的症状。
本当に何があったわけでもないのに沈む沈むw

そしてひどい孤独感。
そこに人が居るとしても、自分とその人は違う空間に居て、違う空気を吸っているかのような。
自分だけがどこかよく分からない閉塞的なところに閉じ込められている感じ。

さらにその孤独感が妙な嫉妬心を生む。
普段から何かと嫉妬しやすい気はするけれどw
恋人や友人、家族…普段身近に感じていた人達が遠くに離れていくような感覚を覚えることで、その人達の周りに居るであろう人達をひどく羨ましく思う。
あなた達だけズルいと思う。
時には物にすら嫉妬心を覚える。
身近にいた人達が自分を捨てて、その人達や物達と一緒にいることを選んだのでは、とか思いだす。

極端過ぎることは理解できる。が、歯止めがきかない。止まらない。
頭の中で台風のように渦を巻いてどんどん大きくなっていく。


P(Pre)でなくなると、台風は自然と熱帯低気圧になり、消滅していく。

そこまで理解できているのに、それでも止められないってどういうことなんだろう。。
腹痛も嫌だけれど、こんな気分よりはずっとマシだ。
来るならさっさと来い。


ここまでしっかり言葉に表したのは初めてか。
でも上手く表しきれてない気がする。
自分の精神状態と向き合おうとするほどに更なる波が襲ってくる。
いつかきちんと表してみたいと思っていたことの一つだけど……これ以上は無理らしい。

2010年9月10日金曜日

人間味のある人たち。

薬局で働き始めた頃は、患者からの電話の多さに結構驚いたものだ。


特に多いのは、小児の親からの電話と精神科患者からの電話だ。


そして、どちらなのかはだいたい一言二言話せば想像がつく。
後者の場合、挨拶したり自分の名前言ったりっていう“前置き”が殆どの場合無いwいきなり本題。
しかもあまりに突拍子もなかったり、何が言いたいのか分からなかったりする。
中には“部屋のエアコンついてるけど、台所の換気扇もつけても大丈夫?”などという、何故薬局に??????とフリーズしてしまうようなこともある。


昨日の夕方、またしても何の前置きも無い電話がかかってきた。


“お宅に昨日行ったら、今日までに薬を準備して電話をくれるって言ったから、私は午前中からずっと電話の前に座り込んで待ってるんですけど!”
これが一言目w


この時点で相手がメンタル、そしてかなりパニックなのは決定。


ただ一つ、いつもと違うことが。。。


その電話の前日、つまり一昨日、私は開局から閉局まで居たけれど、そんな約束をした患者は記憶になかったのだ。
そして一昨日も昨日も出勤していたのは私一人だけ。
一昨日一緒に働いていた残る二人に確認を瞬時に取る術は無い。


こっちも軽くパニックw
パニック対パニックでは会話が成り立たない。落ち着け自分w


結局、話を進めるうちに、その方はご近所の薬局の患者だったことが判明。
そりゃ記憶に無いはずだ。。。


行った薬局の名前を忘れてしまい、病院と薬局の住所をタウンページで照らし合わせて、“ここに違いない!!”と電話してきたものの違う薬局だったという…w


そして、うちの患者数が多すぎて電話主と同姓同名の患者がここ2・3日の間に来局していたことと、電話主が探していた本当の薬局とうちの看板の色が同じだったことがさらに話をややこしくしたww






スタッフの中にはこういう電話を腹立たしいと思う人もいる。
メンタル患者のことを、何であんなふうになるんだ?と不思議がる人もいる。


けれど、私はとても人間らしいなと思う。
今回の電話もなんだか可愛らしいなと思った。


感受性豊かで感情の触れ幅が大きいので、確かに話しづらい場合もある。
けれど、短時間話しているだけでも、コロコロ声のトーンが変わったり、泣いたり、笑ったり。
そういう人の相手をするのってなかなか楽しい。


中にはいかにも“私はメンタル患者で可哀想な人なんです”って感じで好きになれない人もいるけれど…


私は結構メンタル患者たちが好きだったりする。

2010年9月7日火曜日

ひとりごと。

なんとなく“気分”なのでブログを始めます。
基本的に、ひとりごとのような内容になる予定。

普段、意外と(?)頭の中がもやもや考え事でいっぱいなことが多い私。

でも、どうもその頭に浮かんでいるものたちを言葉にして音に出すのが苦手。
すぐには纏めきれなかったり、言葉にしてしまったら何かが違うような気がしたり。

それでも、やっぱりそのままにしておくと気持ちが悪い。
頭の一部分だけにあった靄が、身体全体に広がっていくような気分になる。

そんな時に、じっくり考えて、じっくり言葉にしていくために、このブログを。


どうせなら、自分の考えた事を文字として残しておきたいと思うしね。


しっかりと自分と、言葉と、向き合えたらいいと思います。