2010年11月24日水曜日

また1年。

11月21日。


今年もこの日が去っていった。




26歳。






少しだけ大人になれたかな。


数字だけじゃなくて。
去年までよりも、きちんと秋を楽しめている。


紅葉が綺麗だなとか。
空気が澄んできたなとか。
空が淡い色になってきたなとか。


きちんと感じられている。




ゆっくり流れる時を感じる心が戻ってきた。


去年までの秋は、時間に余裕があると余計なことを考えすぎてしまって。
やみくもに予定を入れていた。
それでは過去を振り返る事は無くても、結局心はぎすぎすしたままで。


彼女の誕生日を忘れるためには自分の誕生日を忘れなくてはならなくて。
そんな事、できるはずもなくて。
だから誕生日なんて消えてしまえば良いと思ってた。




今年もやっぱり体調は良くない時も多かったけど。
ちゃんと自分おめでとう、って思えた。
大好きな人からおめでとうって言ってもらえて本当に幸せだと思えた。




確実に変化は起きていて。
それがまた幸せだと思える。


そう、幸せ。



26歳になって最初の日に見た空、綺麗だったな。

2010年11月16日火曜日

笑われちゃったw

予想できていた事だけど、やはり現実になると苦しい。。。

何かって、新人事務が1ヶ月間、研修に来ている真っ只中である事。
彼女はすごく真っ直ぐで、一生懸命で、前職が百貨店勤務なだけあって言葉遣いとかは寧ろ見習わせていただきたいくらい。
ただ、医療事務としての知識はゼロ。

私の職場の薬剤師は皆、ある程度医療事務に関する知識もある。
事務が休みを取っていれば全て薬剤師のみでこなすことができる。

けれど医療事務の研修なのだから、基本医療事務が教えることになる。

これが問題でw

入社した頃から感じていた事だけど、うちの医療事務は人材育成には全く不向きである。
べつに彼女が悪い人というわけではなくね。

私の職場はグループ会社内では断トツの処方箋枚数を誇り、処方内容も多岐に渡る。
扱っている保険も普通の保険以外に、特定疾患、自立支援、被爆者、公害…なんでもアリ。
おまけに今話題の禁煙補助の指定もあるし、自費扱いの医薬品も多く扱う。

人事がうちに研修依頼をしてくるのも理解できる。

でもさ、教える人ってとっても重要でしょう。
よく“中学の先生が嫌いだったから、あの教科は嫌い!”っていう子がいるみたいにさ。


昨日、医療事務と医療事務研修生が共に半休(2人の勤務日程は合わせてある。)だったので、業務終了後に薬剤師4人(もう1人いるけど休み。)でこっそり緊急会議を開いた。

・このままいったら研修生は残り3週間持たないのではないか。
・あまりに理不尽に怒られすぎているし、説明のしかたも良くない。
・研修生は意見出来ないタイプ。例え理不尽だと感じたとしても言えないし、押し潰されていくだろう。
という意見で一致w

とりあえず、完全に一致させてある事務2人の勤務日程を時々ずらして様子を見ることになった。
そうすれば、教える側も教えられる側も気の休まる時間が少なからず持てるのでは、と。

これで少しでも空気が和らいでくれたら嬉しい。


そういえば、緊急会議の後に仲良しの先輩に“バッサリ言ったね~~!”と大爆笑された。
そんなにハッキリ言ったかな?と思うけどw私の発言を機に一気に話が進んだのは間違いないかも。

仕事中、患者さんとの会話では慎重に慎重を重ねて言葉を選んでいる。
常にとてもデリケートなやり取りが続く。
たった5分の会話だったとしても(もっと長い人の方が多いけど。)、頭の疲労度は何十分分だろうか。

だからこそ、内輪の話とか、さっさと決められることはさっさと決めてしまいたい。
その気持ちが出たのかなw
最近、店長がわりと頻繁に“どう思う?”とか聞いてくる理由が少し分かったかもw

そんな自分を活かしつつ、患者さんとのやり取りでは更に気を配らなきゃな、と思った。

2010年11月11日木曜日

LIVE.

本当はblogなど更新している場合ではない。

絵の構想を練らなければならん。
明日カタチにするために。

でもさ、そういうのって無理やり考えるべきものじゃないと思うわけですよ。
気持ちが入らないと、良いアイディアなんて浮かばないわけですよ。


…そんなわけで堂々とblog更新w


11月6日にCoccoのライヴに行ってきた。
つい最近まで彼女が名古屋でライヴをやることすら知らなかったのだけど、友人から行けなくなってチケの譲渡先を探してるんだけど心当たりは無いか?という内容のメールが送られてきたので、じゃあ私が行くし!!…となったわけである。

そう言うと大して興味は無いように感じられるかもしれないが、私はかなり昔からのCoccoファンである。
…ファンというのもちょっと違う気もするが。

私は中学時代に生きている意味が分からなくなったことがある。
楽しいことなんて何一つ無いと思っていた時代が。
私の今までの人生の中で、一番もがき苦しんでいて、あげく、何もかもどうでもよくなってしまった時代。
実際、私は中学時代のことを殆ど思い出せない。
おぞましい記憶だと思っているうちに、自ら思い出せなくしてしまったらしい。

そんな時代に毎日のように聴いていたのがCoccoとL'Arcだった。
どちらも陰鬱で希望なんてどこにも見えないような歌詞と曲調が特徴的なアーティストである。
(後にどちらのアーティストも少なからず趣きが変わったと思うが。)
にも関わらず世の中に広く認められているという事実が、私みたいな人でも生きてて良いんだよって言ってくれている気がして、支えになっていた。

大げさに言えば命の恩人みたいな感じ。もしかしたら生きていなかったかもしれないから。

そんな彼女のワンマンライヴに初めて行った。


…もう本当にすごいインパクトだった。

“生きてる。”って感じ。

彼女の異常に痩せこけた身体が、バンドの音を捉えようと幻想的なライティングの中を彷徨い、波打ち、そして音と一体化して信じられないほど力強い歌声を張り上げる。

荒れ狂う息づかいも、何かを訴えかけるかのように細かく動き続ける指先も、踊るようにリズムを取るつま先も、全てが全力で“生”を表していて、目を逸らすことができなかった。

そして思った。
貴方の音に出会えて、貴方の音に救われて、貴方の音を生で聴けて、本当に良かった、と。
これからも生きていこう、と。

2010年11月5日金曜日

語り合い。

先日、高校時代からの友人とお茶をした。
大学時代はそう頻繁に連絡も取っていなかったし、ほぼ会うことはなかったのだけど。
社会人になってからお互いがバンド好きだったり、
カフェでまったりするのが好きだったり、
ふらっと旅行することが好きだったり…
そんな共通点を思い出し、よく会うようになった。
なにより二人とも結構な期間彼氏もいなく、暇だったのが大きいw

そんな二人だが今は共に大好きな人がいる。
話の中心は今やバンドやライヴより彼氏のことである。
…変わったもんだなぁw

彼女は社内恋愛真っ只中である。
お互いの仕事内容や社内での人間関係などをよく知っているので、二人でいる時もそういう話が多いらしい。

で、ちょっと前に言い合いをしたらしいw

元ネタは友人の部署にいる仕事のできる先輩。
彼は確かに頭は良いし、できる人間の部類。
が、周りの人間からはどうも好かれていない。
原因は、友人が言うには、彼の仕事に対する、あるいは周りに対する態度。
自分が頭が良いことを分かっていて、“こんな仕事なんかとりあえずやりゃあ良いんだろ。こんな頭の悪いやつらなんか相手にしてられるか。”といった空気を醸し出しているそうだ。

彼女としては、
どんな仕事でももう少し誠意をもってやれないものなのか。
確かに貴方に比べればバカばっかりかもしれないがもう少し協調性がもてないものなのか。
なんにせよ、今置かれている環境を、仕事を、もう少し好きになる努力ができないものなのか。
その上で出てくる不満は向上心の現われであり、上を目指すことは悪いことではない。
だけど、今のままではただ単に毛嫌いしているだけだ。
と感じているらしい。

しかしそれを聞いた友人の彼氏は、
彼は元々頭が切れる人間で学歴も高いし、確かに今の職場には勿体ない人材だ。
彼がハナから仕事に不満を感じ、やる気をなくすのは仕方ない。
もっと彼の気持ちも分かってやれ。
と彼女に言ったらしい。

結局、ヒートアップするばかりで平行線を辿り、彼女はどうしても伝え切れなかった感じがするそうだ。

その話から、私達は仕事とは、誠意とは、学歴とは…なんて話を延々とした。

私はお世辞にも学歴が高いとは言えない。
だから、学歴どうのと言われると、バカバカしい…と思う癖がある。
そして資格社会で生きていてその中で生きる人間達を目にしているため、資格さえ持っていれば何でも良いのか?と常々感じている。


一方で。
学歴が高いのも、資格を持っているのも、少なからず努力した結果である。
常識的な人間が多いのも否定はできない。

………。

結局は、一人の人間を量るのにそんな単純なものでは決めきれないということか。
けれど、どこかに落としどころをつくらなければならない場合、学歴や資格が一番分かりやすいということか。

…やっぱりバカバカしい、と思ってしまう自分がいる。

それは別として、やはり今いる環境を好きになる努力をすることは必要なことだと思う。
自分の気持ちをプラス方向に動かすことで見えてくるものって沢山あると思う。
なんだって気に食わないことは悪目立ちしやすい。
それに対して完全に目を瞑るのは問題だと思うが、例えば、それを改善してやるくらいの気持ちを持ってみたらどうか。

誠意とはそういうところから生まれてくるものだと思う。
今一度、自分自身の態度を見直してみることにしよう。