案外普通に暮らしている。
もっと食べられなくなったり、過呼吸出たり、色々起きるかなと思ってたけど、そうでもない。
(夢見だけは本当にどうにも悪くて…これだけは困っているが。)
けれど、それは決して相手のことがどうでも良いからではない。
むしろ、今でもこれ以上ないくらいに大切な存在。
そして、それなりに普通なのは、しっかり話して、受け入れた結果だからだろう。
今まで本当に色々な事があった。付き合っている間もその前も。
2人で積み重ねてきた歴史は重くて、大切で、そして紛れもない事実。
いっぱいいっぱい支えてもらってきた。助けてもらってきた。
私も私なりに、彼のことを思って行動してきた。
不安な気持ちにもなった。沢山涙も流した。
きっと私も沢山傷つけた。心無いこともした。
良くも悪くも、人間のエゴとエゴがぶつかり合うのが恋愛。
普段、あまり人を頼りにするのを好まない私を、唯一在りのまま知っている人と言っても過言ではない彼。
無くしたくない。
無くしたくない。絶対に。
その思いが無理に関係を続けさせようと私の心を支配した。
けれど、5日前のあの日、私は彼に痛いほど大切にされていることを実感した。
今更だけど。遅すぎるけれど。
やっとやっとやっと、不安が消えた。
もしかしたら勘違いかもしれないけれど。
それでも、大切にされているという実感が、少なからず自信に繋がった。
それで離れる覚悟ができた。皮肉なことに。
だから、昔も今もこれからも、大切な存在。
願わくば、彼にとっても私がそういう存在でありますように。
間違いなく出会って良かった人であり、出会うべくして出会った人。
それくらい思える人が1人くらい居ても良いでしょ。
この気持ち、彼に伝わってるのかな。
伝わってて欲しいな。
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