2010年11月11日木曜日

LIVE.

本当はblogなど更新している場合ではない。

絵の構想を練らなければならん。
明日カタチにするために。

でもさ、そういうのって無理やり考えるべきものじゃないと思うわけですよ。
気持ちが入らないと、良いアイディアなんて浮かばないわけですよ。


…そんなわけで堂々とblog更新w


11月6日にCoccoのライヴに行ってきた。
つい最近まで彼女が名古屋でライヴをやることすら知らなかったのだけど、友人から行けなくなってチケの譲渡先を探してるんだけど心当たりは無いか?という内容のメールが送られてきたので、じゃあ私が行くし!!…となったわけである。

そう言うと大して興味は無いように感じられるかもしれないが、私はかなり昔からのCoccoファンである。
…ファンというのもちょっと違う気もするが。

私は中学時代に生きている意味が分からなくなったことがある。
楽しいことなんて何一つ無いと思っていた時代が。
私の今までの人生の中で、一番もがき苦しんでいて、あげく、何もかもどうでもよくなってしまった時代。
実際、私は中学時代のことを殆ど思い出せない。
おぞましい記憶だと思っているうちに、自ら思い出せなくしてしまったらしい。

そんな時代に毎日のように聴いていたのがCoccoとL'Arcだった。
どちらも陰鬱で希望なんてどこにも見えないような歌詞と曲調が特徴的なアーティストである。
(後にどちらのアーティストも少なからず趣きが変わったと思うが。)
にも関わらず世の中に広く認められているという事実が、私みたいな人でも生きてて良いんだよって言ってくれている気がして、支えになっていた。

大げさに言えば命の恩人みたいな感じ。もしかしたら生きていなかったかもしれないから。

そんな彼女のワンマンライヴに初めて行った。


…もう本当にすごいインパクトだった。

“生きてる。”って感じ。

彼女の異常に痩せこけた身体が、バンドの音を捉えようと幻想的なライティングの中を彷徨い、波打ち、そして音と一体化して信じられないほど力強い歌声を張り上げる。

荒れ狂う息づかいも、何かを訴えかけるかのように細かく動き続ける指先も、踊るようにリズムを取るつま先も、全てが全力で“生”を表していて、目を逸らすことができなかった。

そして思った。
貴方の音に出会えて、貴方の音に救われて、貴方の音を生で聴けて、本当に良かった、と。
これからも生きていこう、と。

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