2010年10月1日金曜日

お別れのとき。

Radio-iが昨日2010.09.30の24:00、10年間の歴史に幕を下ろした。


…かなり寂しい。

もともと、このラジオ局を我が家で聴き出したのは父である。
独学で英語を勉強している彼は、ニュースを日本語だけでなく英語や韓国語などでもアナウンスするこのラジオ局を甚く気に入っていた。
10年前放送開始当初、私たちが住んでいたマンションではなかなか電波が拾いにくく、そういった方面に詳しい父が放送を聴く為にあーだこーだ試行錯誤していたのをよく覚えている。

父は音楽に関しては全くと言って良いほど興味が無いw
しかし私にはRadio-iから流れてくる音楽が心地良かった。
特に大学生になってやたら忙しくなってからは、平日の夜、毎日流れてくるJazzを聴きながらウトウト寝てしまうのが至福の時となっていた。
私がJazz好きだけれどあまりジャズアーティストを知らないのは、この習慣からである。
勝手にRadio-iが心地良い音を、空間を提供してくれていた。

今年に入ってからは、私の好きなアーティストが週に一度だけiJを務め出し、結局その番組を聴けたのは数回だけだったけれど、自分のお気に入り同士のコラボは嬉しかった。

昨夜はなんとしても最後の放送を聴かなければと思った。

木曜の仕事は伸びることは滅多に無い。
よしっ!………と思いきや、棚卸。。。

結局木曜にしてはかなり遅くに帰宅。
即行で晩ご飯食べて、お風呂入って…
ラジオを点けたのは22:50頃。
なんとか23:00からのGrand Finaleには滑り込みセーフ。
PCでの生放送配信もセット。

最後の一時間は現在のiJのみならず、Radio-iから旅立っていった懐かしい人たちまで登場。
濃い一時間だった。

あちこちのFM局を渡り歩いてきた
佐野瑛厘とChris Glennが、
「いろんな所に行ったけれど、ここほど居心地の良い場所は無い。」
と二人で語り合っていた姿がとても印象的だった。

最後の最後にプロデューサーやら何やら出てきて…ついに24:00。


無音。



果てしなく続く無音。



大切なものが消えた。
一瞬で。





職場の調剤室では店長の好みで常にZIP-fmが流れている。
私もZIP-fmも嫌いじゃない。

こちらは一転して17周年のお祭りモード。

…そのギャップにさらに胸が痛む。


消えていくもの。

生き残っていくもの。



まだ私の中では上手く整理できていない。

ラストの曲は、
Thank You for the Music / ABBA

ありがとう。
さようなら。

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